認定補聴器専門店とは
認定補聴器専門店とは、公益財団法人テクノエイド協会が補聴器販売店からの認定申請に
基づき、その店舗の補聴器販売事業が補聴器の適正な販売を行うために遵守すべきものと
して定めている下記の「認定補聴器専門店業務運営基準」に適合して行われていると認定し
、協会の認定補聴器専門店登録簿に登録され、認定証書を交付されている補聴器販売店です。
この運営基準は、補聴器関係各分野の有識者によって構成されている補聴器協議会の議を経て
定められており、又、認定補聴器専門店の認定は、補聴器協議会の答申に基づいて行われます。
認定補聴器専門店業務運営基準
認定補聴器専門店が遵守しなければならない補聴器販売業務の運営基準は、次のとおりとする。
一 人的要件
当該店舗に認定補聴器技能者が常勤していること。
二 物的要件
(1)当該店舗の構造・設備が利用者の相談への対応、必要な測定、調整、適合等を行う
のに適切な物となっていること。当該店舗において、補聴器事業以外の事業を付せ行
う場合は補聴器関係事業に使用する区域が、障壁、通路等により、他の事業に使用さ
れる区域と区分されていること。
(2)十分な性能を有する次の設備・器具を整備していること。
ア 補聴器調整のための測定ができる設備、施設
イ 補聴器特性測定設備
ウ 補聴器装用効果測定のための設備
エ 補聴器修理等のための設備・器具
オ イヤモールドの補修、修正のための加工用設備・器具
カ 器具の消毒のための設備
三 業務実施上の要件
(1)日本耳鼻咽喉科学会が認定する補聴器相談医と連携して事業を行うことを原則として
いること。
(2)相談への対応、機種の選定、調整、適合、使用指導者は、認定補聴器技能者によって
、又は認定補聴器技能者の指導・監督のもとで行われていること。
(3)店舗及び業務運営について、適切な衛生管理を行っていること。
(4)補聴器の修理を行う場合は、薬事法に基づく補聴器修理業の許可を得ていること及び
責任技術者が常勤していること。
(5)補聴器購入者ごとに、販売・修理した機種、実施した調整、適合等に関する記録を、
その日付を付して、作成していること。
(6)販売した補聴器についての必要な調整、苦情等に適切に対応していること。
(7)補聴器の購入希望者の難聴の症状、使用目的、使用環境等に対応できる各種の機種を
揃えておくこと。
(8)補聴器利用者等に必要な補聴器以外の難聴者関連用品についての情報を提供している
こと。
(9)誇大広告、通信販売等不適切な販売活動を行わないこと。
(10) その他、社会的信頼を損なう行為を行わないこと。
認定補聴器専門店認定証書等
補聴器協議会による資格審査を経て、テクノエイド協会の認定補聴器専門店に登録され
た認定補聴器専門店には、認定補聴器専門店の「認定証書」「認定プレート」及び
「ステッカー」が交付されます。なお、認定店の資格の有効期間は5年で、認定店の
資格の継続を希望する場合は認定更新を申請し、改めて補聴器協議会の認定更新審査
を経て、テクノエイド協会の補聴器専門店登録簿に認定更新の登録をうけなければなり
ません。
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認定補聴器技能者とは
補聴器の販売や調整などに携わる人に対し、財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件の
もと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格です。
役割と仕事
どんな高価な補聴器でも、その人の聴力に合っていなかったり、適切に調整されていなけれ
ば本来の性能を発揮できません。認定補聴器技能者は、豊富で幅広い知識と、長い実務経験
から培った確かな技能で、補聴器の適切なご利用をバックアップ致します。
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