山菜を味わう…ことわざ【春の皿には苦味を盛れ】
ことわざ【春の皿には苦味を盛れ】とは?
冬の間、人間も含めた生物は、体温を逃さないようにするために体を動かさず、体内にエネルギーを蓄えます。
そのため体重も増えてしまう事になります。季節が春へと変わりますと体も冬仕様から春仕様へ移ります。その移行に欠かせない食材が山の恵み「山菜」です。山菜には苦味があります。この苦味こそ、冬から春の体へ変わるメカニズムをスムーズにする効果があるのです。
たとえば、眠っていた体を目覚めるために、冬眠を終えた熊が初めに口にするのは「ふきのとう」だといわれていますが、苦味を取り入れ、春の体へと目覚めさせるのでしょう。
おいしい山菜の、成分にもご注目
ふきのとう:ビタミンや鉄、食物繊維などを多く含みます。食物繊維が豊富なのでダイエット食品としても注目を集めています。

調理例:天ぷら、佃煮、味噌 など
うど:アミノ酸の一種、アスパラギン酸が多く含まれています。体内の新陳代謝を高めて疲労回復に効果があるほか、カルシウムやカリウムなどのミネラルを体のすみずみまで運ぶ働きもします。

調理例:酢みそ和え、天ぷら、きんぴら
たらの芽:血糖値が上昇するのを抑える効果のある、エラトサイドを含みます。そのため、糖尿病の予防にも期待されます。

調理例:天ぷら、ごま味噌和え、おひたし
こごみ:カロテンの含有量が緑黄色野菜なみにありますので、抗酸化作用、皮膚や粘膜を健康に維持する働きがあるとされています。
調理例:天ぷら、炒め物、ごま和え
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今回、山菜の調理法を調べている際に「春の皿には苦味を盛れ」ということわざを知りました。和食の世界では、有名なことわざだそうです。
併せて、山菜による体に効果のある成分も知ることができ、ただ美味しいだけではなく、体にも良いということも驚きました。
春、山菜の季節になりましたら、おいしい山菜料理で、食卓を鮮やかに彩ってみてはいかがでしょうか。




