『補聴器』と『集音器』 どう違うの?

2015-08-28
カテゴリー: 最新ニュース

『補聴器』と見た目が良く似たものに、『集音器』という製品があります。
お客様にご質問いただく事が多々有りますので、ここではその違いについて、ご説明させていただきます。

◆補聴器と集音器は何が違うの?

見た目はいわゆる『補聴器』のような形状をしていても、正確には『補聴器』ではない製品もあるのをご存知でしょうか。
『集音器』、『助聴器』、『音声増幅器』などと呼ばれる製品がそれに当たります。新聞の通信販売の広告などで見かけることもあると思います。形状や価格もさまざまなタイプが発売されています。

◆医療機器に認定されているかどうか

『補聴器』という名称で販売されている製品は、補聴器メーカーが厚生労働省に申請し、厚生労働省から正式に医療機器として認定されているものだけです。
『補聴器』は薬事法で定められた管理医療機器として指定されているため、効果や安全性などについて一定の基準をクリアする必要があり、個別の製品ごとに正式な認定を受けなければ製造販売はできないことになっています。

また、消費者保護の観点からも、対面販売を義務付けるなどのさまざまな制約のもとで、販売活動、広告宣伝活動を行っています。
つまり、管理医療機器である補聴器は、そうしたさまざまな厳しい制約や条件の下で製造・販売されているという裏付けによって、効果や安全性、信頼性が確立されているということがいえるかもしれません。

一方、『集音器』や『助聴器』は医療機器ではありません。

◆どんな人を対象としているか

『補聴器』は、「聞こえ」が低下してきた人や不自由な人が使用することを前提に開発、製造されています。
機能面においてもそうした点を配慮した機能が搭載されています。例えば、騒音の中で言葉を聞き取りやすくする機能や、必要以上に大きな音を出して、耳を傷めることのないように出力に制限をかけることができる機能、ハウリングを防止する機能などです。

一方、『集音器』や『助聴器』は医療機器ではないため、製造や販売する上での制約はありませんし、
難聴の人を前提としたさまざまな機能は搭載されていません。どちらかというと、一般的には正常な聴力の人向けにつくられているものが多いようです。

◆販売方法の違い

管理医療機器であると同時に、使用する人に合わせて調整することを前提とした『補聴器』は、”買って終わり”という製品ではないため、対面販売が基本となっています。
購入する際には、カウンセリングや聞こえのチェックを行い、購入者の聴力や聞こえの状態に合わせて補聴器のフィッティングを行います。
また、購入した後も、日常生活の中での聞こえの状況に合わせて、購入店で調整を繰り返すことでより自分に合った補聴器をつくり上げていきます。

一方、『集音器』や『助聴器』は、通信販売や一般の電機店で購入することが可能です。

 
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『補聴器』と『集音器』は見かけは似ていても、基本的には違う位置づけの製品だということができます。
ただし、実際に『集音器』の効果を感じている人がいることも事実で、必ずしも『集音器』を購入することが良くないという訳ではありません。
問題なのは、『補聴器』と『集音器』が同じ機能を持っていて、同じ効果が得られるという間違った認識を持ってしまうことです。

そうした誤解によって『補聴器』のつもりで『集音器』を購入してしまい、満足な効果が得られないということや、ひいては健康被害を引き起こしてしまう恐れがあるということが大きな問題なのです。

大切なことは、まず、両者の違いをはっきりと理解した上で検討することです。
そして、何より、聴力の低下を感じたり、難聴に関して気になることがある場合は、耳鼻科の専門医に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。『補聴器』や『集音器』を検討するのは、それからでも遅くはありません。

 

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